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傷んだ縁側を蘇らせる木部塗装

川崎市多摩区で施工した外壁塗装工事、その中でも濡れ縁の塗替えの様子です。
こちらのお宅の濡れ縁はかなり傷んでおり、色も剥げてしまっている状態。木部は紫外線や風雨に晒されることで劣化しやすいので、木部専用塗料を使用することで内側からしっかり保護します。
(濡れ縁は通常の縁側と違い、壁や雨戸がなく外に剥き出しに設置するタイプのことです。)

今回使用する塗料は耐久性が高く、防カビや防虫効果のある木材保護塗料のキシラデコール。
木材に浸透させて内側から性能を発揮してくれます。
塗替え前にはまず、下地調整(ケレン)。表面に飛び出している小さな木片や古い塗膜を削り落して平らに仕上げます。専用下塗り材を塗布後、キシラデコール主材をたっぷり染み込ませるように塗り込みます。塗料には色がついていますが、木目の風合いを生かしながら着色することが可能なんですよ。

表面がしっとりと濡れたような状態に仕上がったら、よく乾燥させます。今回は丸1日置いてから上塗りに入りました。濡れ縁の格子状になっているところは小さな刷毛を使用して、塗り落しや掠れが出ないように塗布します。脚や裏側は雨の跳ね返りが当たる場所でもあるので、こちらも入念に。
塗料を何度も浸透させて仕上げた濡れ縁は、光が当たると美しい光沢が輝く仕上がりになりました。

 

木部の中塗り写真
刷毛で格子の一本一本に塗料をしっかり塗り込んでいきます。表面だけではなく、側面や裏側も入念に。

木部上塗り写真上塗りをしている一級塗装技能士の星野。中腰になって細部を確認しながら塗装。

木部塗装が完了した写真
上塗りが完了してツヤが出ている濡れ縁。白い塗料が付着しているので最後にタッチアップ(補修塗り)をして完成。