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サイディング外壁塗装2

塗装の質を上げるため、養生は隅々までキッチリ覆います

塗料の飛散に気配りしながらでは、念入りな作業をすることが困難になってしまいます。
塗装作業で一番手間がかかってしまうことの一つは、付いてはいけない場所に塗料が付いたときの掃除です。
シンナーで落としても跡が残ってしまったり、こびりついてしまった場所への掃除は相当な時間もかかってしまいます。

それを避けるために養生をするわけなのですが「どうせゴミになってしまうから」と、簡単にすまされてしまうことも少なくない工程。飛散に気配りせず念入りに3度塗りするためには、徹底した養生をすることが求められます。

川崎塗装職人では、大量のマスカーなどの養生材を使用して密度の高い塗装をさせていただいています。
その養生ゴミは、時に他の業者と比べて1.5倍にもなります。

シーリング材   シーリング材
塗り分けの線が綺麗に出るように真っすぐ貼ります。   人の行き来が多い所は破れにくい養生シートで。

一級塗装技能士の私が一流メーカー塗料にて3度塗りをします

カビや汚れなどに対する塗料性能を最大限発揮させるためにメーカー標準の工事に乗っ取って、木部・鉄部など塗装する材質、それぞれの家の状態に適した塗料を使い、「下塗り」「中塗り」「上塗り」と厚く3回塗りをします。
痛みが激しい部分には3回以上塗ることも。
また塗装する場所によって刷毛やローラーなどの道具も使い分け、ムラなく均一に塗装をしていきます。

外壁サイディングの作業中継
光り輝く一級塗装技能士による高級塗料の3度塗りの動画
長持ちさせるための木部の正しい下塗り

塗装作業・外壁サイディング   塗装作業・外壁サイディング
塗り漏れがないよう 縦に、横に、と ローラーを動かして塗装します。   外壁の模様を生かしながら塗装できる、無色透明なjクリヤー塗料もあります。
塗装作業・木部、鉄部   塗装作業・木部、鉄部
フラットな鉄部は短毛ローラーを使うことで塗り筋を出さず、綺麗に仕上げることが出来ます。   ローラーだと入らないような細かいところは刷毛を使って、丁寧に塗装。

そうじと最終工事確認

塗料が飛んでしまったところ、汚れてしまったところを綺麗に掃除します。塗り残しがないかチェックをして完了。

外壁サイディングと屋根(スレート・コロニアル)はセットで塗り替えをすることも多いです。
屋根塗装の工事の流れはこちらをご覧ください

そうじと最終工事確認   そうじと最終工事確認
養生ゴミなどを残さないよう隅々まで丁寧に掃除を行います。   飛び散ってしまった塗料をウェスと言われる不要な柔らかい布で拭いとりました。

Q&A

質問1 シーリングのメンテナンスは必要ですか?
回答1 必要です。塗膜と同じくシーリングも紫外線に当たる事で劣化が進み、傷んできます。
傷んだシーリングはひび割れが起きたり剥がれてきてしまったりして、その隙間から雨水が浸入し、家を傷める原因ともなります。

質問2「サイディングは塗り替え要らず」って聞いていたのですが…。
回答2 当初、サイディングは塗り替えの要らない外壁と言われており、数多くの業者が「メンテナンスフリー」を謳っていましたが、実際は大体10年ほどで塗料の劣化が進み、塗り替えが必要になります。
また劣化した状態を放置すると雨漏りや素地の傷みに繋がり、家全体の寿命を縮めてしまう恐れがあります。
サイディング自体の塗装は大丈夫でも、その継ぎ目であるシーリングの傷みが進んでいる。と言う事もあるので、劣化が目に見えている場合や月日が経過しているお宅の場合はメンテナンスの検討をお勧めしています。

質問3 サイディングの模様が気に入っているのですが、塗り替えたら潰れてしまいませんか?
回答3 模様を生かしたまま塗装する方法として、クリヤー塗料を使っての塗装があります。UVプロテクトクリヤーはカビや藻を寄せ付けず、表面についた汚れを雨で洗い流すことが出来るため、家を長期間守ってくれます。
無色透明な塗料ですが、塗布することで艶が出て色彩褪せた外壁を色濃く蘇らせることが出来ます。

日本ペイントピュアライドUVプロテクトクリヤー塗装完了後

豆知識

サイディングとは木造軸組み工法や2×4工法の木質系住宅に、よく使われるようになった外壁材。
比較的軽い素材のため、地盤沈下などを引きおこしにくい特徴があり、デザインが多種に渡るために近代的で好みの外装に整えやすく意匠(デザイン)性にも優れています。
セメントや繊維質を圧縮した素材であり、モルタルなどに比べると家全体の重量を軽く仕上げる事が出来ます。

また、一口にサイディングと言っても「窯業系」「アルミ」「スチール」の3種類に分けられます。
新築住宅の時の塗り替えは、ほぼ窯業系で占められ、アルミやスチールのサイディングはモルタルにクラックが入ってしまったり「塗り替えが面倒で…」と思った時のリフォームに用いられる事があります。
アルミやスチールは汚れず塗装も必要ないとの謳い文句で販売されていましたが、実際には塗膜の劣化は防げるものではなく定期的に家のメンテナンスが必要になります。
スチールには錆び止め・プライマー・中塗り・上塗り、と窯業系と変わらない手順で塗装が行えますが、アルミは本来塗装しない素材です。
ですが、同様にプライマー(ミッチャクロン)を塗ってから中塗り・上塗りと重ねることで塗装を可能としました。

対策でも上げられた2液タイプのシーリングは硬化不良を起こしやすいため、色を付けるトナーと言う材料を少量落として目でも確認出来るようにしておきます。
この時に目地底にボンドブレーカーやバックアップ材と言われる材料を敷いていき、底にシーリングが付かないように工夫します。左右2面で接着されたシーリングは揺れにも柔軟に対応出来るようになるため、地震や家の軋みなどによる外的要因でのシーリングの劣化を防ぐことが出来ます。
稀に目地いっぱいまでバックアップ材が埋められていることがありますが、その時にはブリッジ工法と呼ばれる工法を用いて作業し、十分な厚みのシーリングを注入します。
このボンドブレーカーやバックアップ材が有る無しが除去作業の労力にも関わってきてバックアップ材が無い家のシーリング除去作業の場合、有る家より3倍ほど労力を使うとも言われています。

また、新築時はシールの上から塗装を重ねないので紫外線に強い変性シリコンを使用している住宅が多く見られますが、塗り替えの時はウレタンを使ってシーリングの打ち替えをする事が多くあります。
塗り替えはシーリングの上から塗装を行うことが多いため、密着の相性が良いウレタンを使用。
シーリングの上から塗装を行うことにより剥き身のままより断然強い紫外線対応が出来るようになり、劣化を遅くすることが出来ます。

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